スリランカ北端、ジャフナ諸島の生活日録。
by imanariayako
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PARC WEB
みなさまこんにちは。

今後、ジャフナの津波後の状況に関しては、PARCウェブサイトに連載していきますので、そちらをご覧ください。よろしくお願いします。
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# by imanariayako | 2005-01-08 21:04 | Tsunami
Emmergency Relief
大災害が起きたときの緊急救援って、人々が忙しく走り回って、薬とか食糧とか、洋服(主に古着)とかを避難キャンプで配ったり、医者はいるけど薬が足りなかったりして、とにかくみんな物資調達に奔走するものかしらん・・・となんとなくイメージしていた。

今、たまたま大災害の被災地に居合わせて、
たまたま緊急救援に関われる立場にあって、
ほんとにたまたま被災地で救援活動をしている。

そこで実感として知ったのは、緊急救援という言葉は、私が考えていた以上に、いろんな活動と要素を含んでいるということ。

今回のような災害の場合、被災者は多くのものを失っている。
ひどい人になると、家族も家も漁具もなにもかもなくしている。
人によっては、家族全員無事で、家も掃除をすればまた住める状態だけれど、漁具は全部だめになった、という場合もあって、被害の程度は様々。

そういう、いろんな状況の人々が、今はキャンプで共同生活をしている。
キャンプは、学校の施設を使用しているところが多い。
小学校の一つの教室(8畳ほどのスペース)に、5家族が一緒に寝泊りしていたりする。

薬や食糧、水などの救援物資は、いち早く届き、今のところ足りているということ。緊急に大量に必要とされているのは、井戸水を浄化する塩素など。

そういう、今まさに必要とされている物資が、「どれくらい」ひつようで、「誰」が調達するのか、をきっちり分担する作業も、緊急救援の大切な側面だ。

ジャフナには、23の国際機関・NGOと、50以上の現地NGOが存在している。それがみんな、同じような物資を大量に持ってくることのないように、団体間のコミュニケーション、情報共有が混乱を防ぐ要となっている。その大事な情報共有をするために、緊急救援の傍ら、毎日いろんな会議が開かれている。

各団体の代表にとっては、キャンプを回る時間よりも、ミーティングをしている時間の方が多いかもしれない。それくらい、毎日、各団体が顔を突き合わせて、情報の更新をしている。

PARCは、セワランカ(全国規模で展開しているスリランカの現地NGO)から要請を受けて、女性の生理用品をキャンプに提供した。それから、下着類も必要とされている。
洋服は、古着でしのげるけれど、下着はさすがに古着というわけにはいかない。津波で逃げてきた女性たちは、その時に履いていた一枚の下着しか持っていなかったので、新品の下着の供給が急がれた。

今まで、あまり考えたこともなかったけれど、そういえば、そういうものって必要だ。
私も、例えば家が突然なくなったりして、避難所生活をすることになったりした時、「他にないんだから古着の下着で我慢しなさい」とか言われたら、だったらノーパンでいいですよ!くらい思うもの。

ちなみに、ジャフナ漁村の男性は元々ノーパン派多し。

それから、緊急救援というと、避難キャンプへの物資供給ばかりを想像していたけれど、避難民が家に帰れるように家屋を再建したり、生活の糧を再び得られるように、漁具や家畜を分配したりするのも、緊急救援の一端・・・というか大部分を占めている。

災害の死者数などがだいたい確定してくると、関連報道も減ってくる。見ている方も暗いニュースは気が滅入るし、なんとなく災害のことは忘れていく。でも被災地は、報道がなくなってからが正念場。

ほんと、これから長いなぁー。
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# by imanariayako | 2005-01-06 23:24 | Tsunami
A Happy New Year!
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避難民キャンプの中で料理を手伝う女性
カレーに入れるココナッツを削っている

辛い状況にあっても、キャンプの至るところで笑顔に出会う。
頭に包帯を巻いていた若い女性も、挨拶をすると、
無理に作るでもなく普通に笑顔を返してくれる。
子供たちは、キャンプの中を楽しそうに走り回っている。
知り合いに会うと、皆一様に再会を喜び、
涙を浮かべながらも、笑顔でキャンプ内の自分たちの
場所に案内してくれる。

援助関係者の多くも、冷静な目と、明るい表情で、
支援にあたっている。

ジャフナには、元々NGOや国連が入っていたこともあって、
支援は比較的スムーズに進んでいる。各団体のスタッフは、
以前から顔見知りで団体の性格も把握してるため、津波後
すぐに緊急ミーティングが開かれ、担当分野が割り振られた。

31日の大晦日の夜は、UNHCRの友人、Billyの家に集まって、
カウントダウンをした。
今はジャフナにいる援助関係者の多くが、
津波後の復興活動にあたっていて、昼間は激務に追われている。

それでも、31日の夜は15人ほど集まった。
簡単なパスタを作って、誰かがケーキを持ち寄って、
津波以来、久しぶりにみんなで食べて、飲んで、
楽しい時間を過ごした。

他の友達からも、Happy New Yearメールが届いた。
スリランカの友達からのメールは、どうやって作ったの!?
と不思議に思うくらい凝っていて、楽しい。

新年明けましておめでとうございます!
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# by imanariayako | 2005-01-02 04:07 | Tsunami
これから
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ここには魚マーケットの建物があったのだけれど・・・。(マナカドゥ村)

ニュースをちらりと見るだけで、地震と津波の被害が各地で甚大なのだということが分かる。
死亡者の数も毎日更新されて、どんどん大きくなっている。
私の知り合いも、何人か命を落とした。
各地のニュースが、死亡者数や被害の大きさで、悲惨さを争っているようにさえ思える。
ともすれば、自分もジャフナの被害状況を、他と比較して語ってしまいそうだ。

しかし、そんな比較は全く意味のないこと。
地震や津波の被害をたまたま被った地域はみな、同様に辛い状況にある。

また、亡くなった方々が大勢いる一方、生き残った人々も大勢いる。彼らは、これから、崩壊した村や地域を再建していかなくてはならない。それはとても気力と時間のいる作業だろう。

津波が起きてから6日目、キャンプに避難した人々は、生き延びたことを喜び、亡くなった家族や友人を想って悲しんでいる。そして、少しずつ、家の様子を見るために、一時的に村に戻る人々が出てきた。
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# by imanariayako | 2004-12-31 23:14 | Tsunami
大晦日
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どんな波ならこうなるの?

マナカドゥというジャフナ東海岸にある漁村で撮影したもの。
現在マナカドゥを含む東海岸沿いにある漁村の住民たちは、内陸にある小学校などの公共施設に避難している。
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# by imanariayako | 2004-12-31 22:22 | Tsunami
津波後のジャフナ
津波発生直後はジャフナの通信手段が断たれていましたが、現在PARC(私が働いているNPOです)の事務所があるジャフナ市内は、電話も携帯電話も完全に復旧しました。

大津波をもろにかぶったジャフナの東海岸沿いは、スリランカ東部・南部とおなじように壊滅状態です。漁村が洗い流されてしまった、と言っても過言ではないくらい、家もボートも、浜から消え去っています。

ジャフナでは、津波発生直後から、ジャフナ県庁が指揮を取り、国連機関、国際赤十字、国際NGO、現地NGOが互いに役割分担をしながら緊急支援を行っています。
私(PARC)は、明日から、コロンボで購入してきた医薬品の配布を行うと共に、他の団体の緊急支援物資の運搬を手伝う予定です。

ジャフナでも、医薬品、食糧、衣料、乳幼児のミルクなど、物資が絶対的に足りない状況です。(支援物資リスト等の情報(英語)

日本では、PARCが緊急カンパを行っています。
カンパのお金は、私とPARC東京事務所が責任をもって、ジャフナで必要とされている物資調達に充てます。詳細は、PARCのウェブサイトをご参照ください。

実はジャフナにいながら、今だこの事態を信じられない気持ちでいます。でも、東海岸の被災地に行くと、死体の匂いがし、避難民キャンプはけが人や精神的トラウマを負った人々で溢れています。
それでもまだ悪い夢のような気がしていますが、とにかく今は、情報収集をしながら、体を動かして、できることをします。ジャフナの状況は随時アップしていきます。

【津波関連情報ソース】

BBC World News

Tamil Net

UNDP National Disaster Management Center
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# by imanariayako | 2004-12-31 05:08 | ジャフナ雑感
Merry Christmas!
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クリスチャンの多いジャフナは、サンタともみの木で溢れてます!
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# by imanariayako | 2004-12-24 11:23 | ジャフナ雑感
異世界インドネシア
インドネシア10日間耐久漁業研修を終えて、ジャフナに戻ってきました。
10日間は短いと思っていたら、案外長くて時間持て余しましたよ。

乾燥魚加工の仕方とか、ジャフナでは行われていない漁業方法とか、
ジャフナからの参加者と一緒にいろいろ勉強してきました。

インドネシアは、カンボジアやタイなど今まで行ったことのある東南アジアとは
かなり違う雰囲気で、その違いを見るのも面白かったです。
言語もいろいろ混ざっているし、料理も地域色豊かで、
都会にいる間は、毎晩違う地域の料理を楽しみましたー。
ジャワ料理が特においしかったなー。

参加者も、研修・自由時間共に、充実の時を過ごせたみたいです。
えせブランド品のお土産やバティックをごっそり買って、ご満悦。
コロンボよりも、スラバヤの方が多少値段が高いし、
コロンボで同じようなものは確実に手に入るのですが、
何よりも「インドネシアで購入した品」という点が最優先重要事項だったみたいです。

ほとんどの参加者は海外発渡航だったこともあって、
カルチャーショックあり、ホームシックで泣きに入るおじさんありの、
なかなか劇的な反応の多い、濃い研修になりました。
一方、チャイナタウンで、箸の使い方はほぼマスター。

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# by imanariayako | 2004-12-20 02:30 | NGOのお仕事
Let's bake.
日曜日。
今日はUNHCRの友人、Billyとパンを作ります。
娯楽の少ない環境に住んでいると、何かを自分で作ることが娯楽の一つになってくる。

パンは、簡単なものだったら、こねて寝かせて焼けばできるので、けっこう楽。東京にいる時はこういう休日の過ごし方はなかなかしなかったな。友達が作った、レベルの高いおいしいお菓子を、主にご馳走になりに行くっていう休日はたくさんあったけど。

何パンを作ろうかな・・?かぼちゃパンは前にやったし。
庭でとれたバナナが余ってる。パンはやめてばななケーキにしようかな。
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# by imanariayako | 2004-11-28 11:43 | 平凡日記
9時間の差
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(photo: スリランカ航空の国際便)

今日はコロンボから飛行機で帰ってきました。
前は、車で10時間かけて、スリランカ軍とLTTEのチェックポイントを通り抜けて、やっとのことでコロンボへ出る・・・という陸路の旅をよくやっていた。
でも、たった1時間でジャフナからコロンボまで飛べてしまう空の旅の快適さを知ってしまうと、もういけません。
*
50席ほどの小型ジェットでひとっとび。
機内では、あまーい果物ジュースと(慣れれば)おいしいカレーパンが出ます。
最近は国内線会社のサービスも良くなって、10回飛べば1回タダ!なんて、分かりやすくて素晴らしいVIP対応も。
また、眼下に広がる景色を楽しむのも空の旅の醍醐味の一つ。
スリランカという島の美しさに目を奪われます。
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# by imanariayako | 2004-11-26 21:49 | スリランカのこと