スリランカ北端、ジャフナ諸島の生活日録。
by imanariayako
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Emmergency Relief
大災害が起きたときの緊急救援って、人々が忙しく走り回って、薬とか食糧とか、洋服(主に古着)とかを避難キャンプで配ったり、医者はいるけど薬が足りなかったりして、とにかくみんな物資調達に奔走するものかしらん・・・となんとなくイメージしていた。

今、たまたま大災害の被災地に居合わせて、
たまたま緊急救援に関われる立場にあって、
ほんとにたまたま被災地で救援活動をしている。

そこで実感として知ったのは、緊急救援という言葉は、私が考えていた以上に、いろんな活動と要素を含んでいるということ。

今回のような災害の場合、被災者は多くのものを失っている。
ひどい人になると、家族も家も漁具もなにもかもなくしている。
人によっては、家族全員無事で、家も掃除をすればまた住める状態だけれど、漁具は全部だめになった、という場合もあって、被害の程度は様々。

そういう、いろんな状況の人々が、今はキャンプで共同生活をしている。
キャンプは、学校の施設を使用しているところが多い。
小学校の一つの教室(8畳ほどのスペース)に、5家族が一緒に寝泊りしていたりする。

薬や食糧、水などの救援物資は、いち早く届き、今のところ足りているということ。緊急に大量に必要とされているのは、井戸水を浄化する塩素など。

そういう、今まさに必要とされている物資が、「どれくらい」ひつようで、「誰」が調達するのか、をきっちり分担する作業も、緊急救援の大切な側面だ。

ジャフナには、23の国際機関・NGOと、50以上の現地NGOが存在している。それがみんな、同じような物資を大量に持ってくることのないように、団体間のコミュニケーション、情報共有が混乱を防ぐ要となっている。その大事な情報共有をするために、緊急救援の傍ら、毎日いろんな会議が開かれている。

各団体の代表にとっては、キャンプを回る時間よりも、ミーティングをしている時間の方が多いかもしれない。それくらい、毎日、各団体が顔を突き合わせて、情報の更新をしている。

PARCは、セワランカ(全国規模で展開しているスリランカの現地NGO)から要請を受けて、女性の生理用品をキャンプに提供した。それから、下着類も必要とされている。
洋服は、古着でしのげるけれど、下着はさすがに古着というわけにはいかない。津波で逃げてきた女性たちは、その時に履いていた一枚の下着しか持っていなかったので、新品の下着の供給が急がれた。

今まで、あまり考えたこともなかったけれど、そういえば、そういうものって必要だ。
私も、例えば家が突然なくなったりして、避難所生活をすることになったりした時、「他にないんだから古着の下着で我慢しなさい」とか言われたら、だったらノーパンでいいですよ!くらい思うもの。

ちなみに、ジャフナ漁村の男性は元々ノーパン派多し。

それから、緊急救援というと、避難キャンプへの物資供給ばかりを想像していたけれど、避難民が家に帰れるように家屋を再建したり、生活の糧を再び得られるように、漁具や家畜を分配したりするのも、緊急救援の一端・・・というか大部分を占めている。

災害の死者数などがだいたい確定してくると、関連報道も減ってくる。見ている方も暗いニュースは気が滅入るし、なんとなく災害のことは忘れていく。でも被災地は、報道がなくなってからが正念場。

ほんと、これから長いなぁー。
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by imanariayako | 2005-01-06 23:24 | Tsunami
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