スリランカ北端、ジャフナ諸島の生活日録。
by imanariayako
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海の男の心配事
ご無沙汰でした。
最近、11月に実施するトレーニング・プロジェクトの準備その他で忙しい毎日です。
このトレーニング・プロジェクトは、私たちの団体にとってはスリランカで初めて、私にとってはプロジェクト・マネージャーとして手がける初のプロジェクトになるので、否が応でも気分は盛り上がっています。

このプロジェクト、ジャフナの漁師数名を、他の国に連れてゆき、数週間の研修を行うというものなのだけれど、準備の段階で既にいろいろあって、おもしろかった。

まず、国外に出るためにはパスポートを準備しなくちゃならない。
スリランカのジャフナの漁村でパスポート取得済み人口はかなり小さいに違いない・・と踏んでいたけれど、けっこういました、パスポート持ってる人。イタリアに出稼ぎに出てたからさー、とか、ちょっと中東で仕事してたこともあったからねぇ、とかいう海外経験者(しかも長期滞在)はけっこう漁村にも多い。

でも、今回選ばれた参加者の内2人はパスポートを持っていなかった・・ので、早速コロンボのパスポートセンターへ。

この2人の漁師は、不思議な力強いオーラを持っている人たちで、他の漁民だけでなくLTTEや漁業省の役人からも一目置かれている。堂々とした海の男たち。私も、この2人といると気持ちが安定して、プロジェクトがうまくいきそうな気がしてくる。お腹は相当出ているが、2人とも腕の筋肉がたくましくて、優しい笑顔が印象的。

しかし、この2人にはプロジェクトに対して一つ懸念があった・・・。

コロンボ行きの途中でご飯を食べているときのこと。
1人の漁師さんが何か言いたそうな顔をしてもじもじしていた。あんまりもじもじしていたもんだから、気になって聞いてみると、かなり切羽詰った様子で、一言。

「ズボン、買わなきゃいけないかな。」

え?

「生まれてこのかた、ズボンをはいたことがないんだけど、飛行機乗るならズボン必要かな。」

・・・私は感激した!!まるでやらせみたいな台詞ですが、事実です。
そっかーズボンを履いたことがないのかー。そっかそっか。
ジャフナの漁師の多くは、普段ヴェーディと呼ばれる巻きスカートのようなものか、サロンと呼ばれる筒状に縫ってある布を下半身に巻いています。上はシャツを羽織ったり、家だったら上半身裸だったり。フォーマルな場には、白いヴェーディと白いシャツでばっちり上下を白に統一するのが一般的みたいです。
若い漁師は、けっこうスポーティーな単パンとか履いていたりする。
私とタミル人のアシスタントは、その白いフォーマル着なら、どこにいっても本人たちが恥ずかしい思いをすることもないと判断。
ズボン購入の必要なし!
と告げました。でも、
これを機に買いたければ、人生で一度くらい履いてみるのもいいんじゃない?
と言ってみたら、それもいいかも!と嬉しそうでした。

よかったよかった、不安要素が一つ減って。
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by imanariayako | 2004-10-26 22:55 | NGOのお仕事
スタッフ紹介①
b0011956_2394250.jpg(Photo: whittling Coconut)
うちに料理やお掃除をしにきてくれている、Vasanthyです。いわゆるメイドさんです。私がメイドを使うことになるとは思わなかったなぁ・・。スリランカでは、メイドという仕事が今も一般的に存在していて、特に夫を戦争でなくしたり、離婚して独り身になった女性たちがこの仕事に就いているようです。彼女としては、NGOでのメイドの仕事は給料も他に比べていいし、他の仕事に比べたら楽なので、けっこう気に入っているみたいです。

英語はほとんど分からないけれど、勘がよくて、すぐ私のいわんとしていたことを察してくれるので助かっています。

彼女の作るロティ(ココナッツ入りのスリランカ風パン、チャパティに似ている)は絶品!紅茶もおいしい。でも、サフラン入りコーヒーが出てきたときにはびっくりした。カレー味の薄いスープみたいな味だった・・・。
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by imanariayako | 2004-10-06 23:08 | NGOのお仕事